大国主と共に国造りをしていた少彦名の神が、私の役目は終わったと言って天に帰ってしまったときに大国主は海に向かって叫びます。
「これから、どうやって国造りをしていけばよいのか~」と。
そうしたら、海の向こうから、光の魂が向かってきて、
「我こそ汝の幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)なり 丁重に私を祀れば、国造りに協力しよう」 との回答があったとのこと。
つまり、大国主が、荒魂(あらみたま)と和魂(にぎみたま)を持ち、光の魂の大物主が、幸魂と奇魂を持ってこれからは国造りをしていこうというメッセージが汲み取れます。
712年に編纂された、古事記に表現がなされていること。日本人の魂の根源にこの一霊四魂の考えがあることがわかります。
Wikipedia大国主の国づくり
--以下、引用--
神産巣日神は少名毘古那を自分の子と認め、少名毘古那に大国主と一緒に国造りをするように言った。大国主と少名毘古那は協力して葦原中国の国造りを行った。その後、少名毘古那は常世に去った。
大国主は、「これから一人でどうやって国を造れば良いのか」と言った。その時、海を照らしてやって来る神がいた。
その神は、「我は汝の幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)である。丁重に私を祀れば、国造りに協力しよう」と言った。どう祀るのかと問うと、大和国の東の山の上に祀るよう答えた。この神は現在御諸山(三輪山)に鎮座する神(大物主)である。
--ここまで--