天地開闢(てんちかいびゃく)とは天地に代表される世界が初めて生まれたときのことを示す。
 ここでは日本の神様に限定して記す。

 世界の最初に、高天原に相次いで三柱の神(造化の三神)が生まれた。
 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)高御産巣日神(たかみむすひのかみ)神産巣日神(かみむすひのかみ)

 続いて、二柱の神が生まれた。
 宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)、天之常立神(あめのとこたちのかみ)

 この五柱の神は性別はなく、独身のまま子どもを生まず身を隠してしまい、

 これ以降表だって神話には登場しないが、根元的な影響力を持つ特別な神である。そのため別天津神(ことあまつかみ)と呼ぶ。

 次に、二柱の神が生まれた。
 国之常立神(くにのとこたちのかみ)、豊雲野神(とよくもののかみ)
 国之常立神と豊雲野神も性別はなく、これ以降、神話には登場しない。

参考:
 天地開闢の神々:玄松子の祭神記