縁・えん・ゆかり・ふち・へり・よすが・ゆあん

 「縁」は、「えん」「ゆかり」「えにし」「ふち」「ゆあん」などと読めます。

「奇縁」 不思議な因縁。「ここで会うとは奇縁だ」
「機縁」 仏教で、正しい教えを求める資質が、教えを説くための縁になること。きっかけの意にも用いられる。「思わぬ機縁で就職する」
「腐れ縁」 離れようとしても離れられない好ましくない関係。現在では、軽い意味で用いられることが多い。
「悪縁」 離れたくても離れられない男女の縁。また、好ましくない結び付き。
「宿縁」前世からの定まった運命、関係。
「離縁」離婚する
「縁故」自分の目的を達しようとする際に、頼りにできるような人とのつながり。
「周縁」ある場所や事物をとりまく、すぐ近くのあたり。
「縁の下」床(ゆか)の下。
縁し」「えに(縁)」+強意の副助詞「し」から えん。ゆかり。多く男女間についていう。

ことわざなど
「縁は異なもの味なもの」:男女の縁はどこでどう結ばれるかわからず、不思議でおもしろいものであるということ。男女の縁で使われるとのことです。
「縁の下の力持ち」
「合縁奇縁」人と人とがめぐり逢い、また愛し合うようになるのは、これすべて縁によるものである。人と人とのめぐり逢いには縁という不思議な力が働いているということ。「愛縁奇縁」「相縁奇縁」とも書かれる。
「袖振り合うも多生の縁」道で人とすれ違うようなことでも、それは何度も繰り返された過去の世の縁によるもので、ただの偶然ではなく、縁によって定められた必然である。
「因縁を付ける」:無理に理由をこじつけて相手の非を責めたてる。
縁・絶縁」「縁と運命に関することわざ」「縁のことわざ一覧」いろいろと説明があります。

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