本居宣長は、「出雲国造神賀詞(いずものくにのみやつこのかむよごと)」に、三輪山の神は大国主命の和魂だとあることなどを根拠に、四魂には大きく荒魂と和魂の2種があり、和魂にはさらに幸魂と奇魂の働きがあるとしており、四魂を並列的にみるようなことはしていない。

 このことから、一霊としての(日本書記を採用すれば、国常立尊)が生まれ、荒魂と和魂にわかれ、和魂が幸魂と奇魂にわかれたと説明をさせていただいています。

参考文献:
 本居宣長研究ノート「大和心とは」 原文「直毘霊
 「大祓詞」自体を「天津祝詞の太祝詞」とする本居宣長(のりなが)説
 惟神指舞道(かんながらしぶどう)の幕開け(第2日目)
 最も古く最も新しい惟神の道【44年5月号】P22 惟神会委員長 川俣 均
 本居宣長 1730-1801 享保15年-享和1年
 偉大なるダメ人間シリーズその7 本居宣長
 本居宣長記念館本居宣長(モトオリ・ノリナガ)について